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小ねた
2013/05/12 16:51

「せいちゃあん!みてみてー!ちょうちょ!」
「千加、あんまり走るところぶよ」
「大丈夫だい……ふべっ!!」
「いわんこっちゃない……大丈夫?」
「かおがっ」
「ちゃんところぶときは手をつかないと。かわいい顔が傷ついちゃう」
「……うう、ひ」
「(いたくての泣きたいのと、照れくさいので、顔が不思議なことに……)」
「ぐぐ!なかないよ!わたし!」
「ふふ、いい子だね。ん」
「うん!!」
「またころぶといけないからね、ちゃんとぼくの手にぎっててね。ほんとに大したけがじゃなくてよかったよ」
「およめにいけないとこまる!っておかあさんがいってた!」
「安心していいよ、なにがあってもぼくが千加をもらうからね」
「わあい!せいちゃんのおよめさん!!」
「わ、ちょっと急に走らないでよ!」
「わーいわーい!せいちゃんだいすき!!」
「ぼくも!」
「千加のほうがせいちゃんすきだしー!!」
「ぼくも負けないよ!」
「じゃあかけっこで勝負だよ!」
「手をはなしたくないからやだ」
「えっ」
「あ、今日はぼくん家に泊ってね。いっしょに寝ようよ」
「うん!おふろもいっしょ!」
「……うん」
「?」
「まあ、今のうちだしね」
「うん?なにが?」
「こっちのはなし」