×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -



小ねた
2013/05/05 18:37

「あ」
「ん?」
「どないしょー。古典の教科書忘れてしもーたわー」
「……次は古典だぞ」
「わ、赤司くん!せやねんなー、今から借りに行くのはちょっと時間ギリやもんなぁ。ちょお、ダッシュで隣のクラスに……」
「ついにチャイムが鳴ってしまったな」
「うわああ!くそ!なんでやもー!気付くのが遅すぎやん私のあほー!」
「とりあえず落ち着きなよ」
「ぐすん。……なあ、隣の席の赤司くん」
「なに?」
「私に教科書見せてくれたりとか……しぃひん、よな……?」
「……いやだ」
「うわああん!やっぱむりなんやぁ!」
「ふふ、嘘に決まっているだろう」
「わあい!んじゃあ、さっそく机くっつけましょうぜ!」
「変わり身早いな」
「えっへへ!机くっつけるとか……私小学生以来やわぁ。結構近いんやなぁ」
「……そうだな」
「は!赤司くんめっちゃええにおいするやん!!私においフェチやねん!!」
「な!おい、それ以上近付くな!ていうかすーはーすーはーするなこの痴女!!」
「なんやねん赤司くんのけち!」
「(……心臓もたない…だろう)」

(つーかイチャイチャすんな授業中に。古典の先生、今ちょうど来てお前らにびびっとるわ。)



隣の席の子が好きな赤司くん。関西弁っていうか、大阪弁ぽいかも……京都弁要素は「しぃひん」くらいしかない気が……私は微妙に関西人じゃないので。すみませんでした。あと女の子のテンションが完全に私の友人です。