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「#幼馴染」のBL小説を読む
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小ねた
2013/04/30 23:58

「あ、」
「うん?どうしたの、征ちゃん」
「ねぇ、ちょっとここ座って」
「え、あ、はい」
「シュシュと櫛、あるかい?」
「うん、はい。え、もしかして征ちゃん結ってくれるの?」
「うん、ちょうど崩れかかってたから直してあげようかと思ったんだが。いいかな?」
「うん!わーい、ありがとー!」
「ふふ、どういたしまして」
「征ちゃんが結ってくれるなんて、久しぶりだなあ」
「そうかもな。……相変わらず、きれいな髪だ、思わず触りたくなる」
「ええ。そうなの?」
「そうだよ、とてもね。でも女の子はいいけど、俺以外の男に触らせたらダメだからね」
「人の髪を結いたがる男の子なんて征ちゃんくらいじゃ……あ、でも紫くんやテツくんには時々頭撫でられるんだけど……アウト?」
「まあ、そうだな。あの二人に他意はないと分かっているから……あの二人はいい、よ」
「なんでちょっと嫌そうに言うの」
「……妥協したから?」
「その間はなによその間は!」
「はい、できたよ。……うん、かわいい」
「スルーしないでよ!……っと、鏡、鏡〜」
「どう?」
「めちゃくちゃかわいいじゃん!どうなってんのこれ!さすが征ちゃん、私よりずっと器用だよね!」
「編み込みして、サイドでお団子にしたんだ。きみはまっすぐできれいな髪をしているから、編み込みがきれいに出るね」
「うおお……我ながらかわいいじゃないの………征ちゃんさすが」
「そうか?ありがとう。でも、かわいいのはきみがかわいいからだよ?」
「その、大丈夫か?何言ってんの?って困惑した顔で見るのやめてもらえる」


このあと黄瀬に遭遇し、かわいいかわいいと誉めまくってベタベタしだすもんだから、征ちゃんさんの雷が落ちるのは必至。

征ちゃんさんは彼女を更にかわいくするのが趣味で、なんやかんや服やら靴やらプレゼントしたり、自分が全身コーディネートした完璧にかわいい彼女連れてデートするのが趣味。付き合う前から、こんな感じで部活がオフの日にはデートしていた、という設定があるのですが未だ書けず!