12.ずうっと知らないふりして待ってる | ナノ
ひどいひと
そうやってひとつずつ忘れていくんだろう
ぼくが夜を愛した理由
つぎはちゃんとお魚になるよ
ぜんぶぜんぶほしい
きみはずっとかみさまだった
やさしい嘘をあげる
どこへもいけないぼくら
わたしを壊すのはいつだってあなたであってほしい
どうしたっておわれない
この冷たい世界はきみさえも奪っていくようだ
許されたくってかなしいよ
大人にはなれない
けだものだもの
花を抱く/月曜のヴィーナス
ただきみが泣いていることだけを願うよ
がらくたを手離せないでいる
だってきみにはなれない
ずうっと知らないふりして待ってる