B





「喜多海の、ばか」
「ごめん…」
「喜多海のばか、ばーか。ぼけ」
「ごめんね烈斗…」

喜多海のベッド。
拗ねてしまった烈斗から発せられる言葉はさっきからこれの繰り返しで、喜多海ははぁと溜息をついた。
無理をさせてしまったのは自分なのだから、勿論文句は言えない訳なのだが。

行為で身体を温めてくれたら、外に出るという約束だったのだが、先ほどの行為のせいで当たり前だが烈斗の腰は動かなくなっていて。
しばらく気を失っていた烈斗が目覚めた時はもう既に午後6時を過ぎていた。
勿論真冬の6時頃なので、もう辺りは真っ暗になっていて。
寝てしまったショックと、起こしてくれなかった喜多海への怒り、それよりも無理をさせた喜多海への怒り。喜多海への怒り。
烈斗の機嫌はたちまちに悪くなってしまったのだった。

喜多海が何度謝っても、烈斗の大好きなスープを入れてやっても、なかなか機嫌は直らず。
ただ、喜多海がトイレに行こうとやら、部屋から出ようとしても怒る。
全くもってめんどくさい。

せっかく入れてやったスープが冷めそうだったので、冷める前に自分が飲もうとカップを取ると、烈斗が慌ててそれを阻止した。
飲みたかったのか、と微笑むとばつが悪そうに目を逸らされた。
顔が真っ赤だ。

「俺は、このスープが好きなだけなんだからな…」



俺の恋人は、かわいい。







よく分からない終わり方でサーセンww
文のオチで大分悩んでしまいます。
下手するとgdgd続いてしまうので困る…!


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