私がこの躯に乗り移ってからもう半年も経ってしまったわ。
時間の流れは早いわね。



相変わらず私は幼女のままだし、元の躯に戻る方法もわからず仕舞い。

でも、この世界のことや今の私の立場やこの場所の仕組みは理解してきたわ。



まずこの世界について。
結論から言えば、この世界は私がいたところとは違う世界だった。
この場所…もう花街でいいわね。花街の人にも怪しまれない程度に聞いてみたし、図書館らしいところで本も読み漁った。


私の世界で有名だった街の名前が一切載っていないし、何よりもまずハンターというものが存在していない。


私の世界ではハンターという存在は色々な意味で特別。
国家機関よりもハンター協会の方が信頼されているくらいなんですもの。


それなのに何処にも載っていない誰も知らない。
よって私はここは異世界だと判断した。







 



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