魔物と少年 2/9
「草希、お前またあの神社に行くのか?」
「うん、あそこの景色は絶景だからね。」
「景色は綺麗だけど、あまり良い噂は聞かないな…用心しろよ。」
佐藤は僕の友達。少し…いや、とても心配性でお母さんみたいな存在。一方通行かもしれないけれど親友だと思ってる大切な人。
「有難う。でも本当に大丈夫だよ、この通りピンピンしてるしさ!夜になったらまた会おうね。」
僕はあの日、君と初めての感覚に出会った。胸が締め付けられるそんな気持ち。今もその気持ちが続いている。
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