僕のトモダチ 4/16
(また遊ぼうね…)
しかし、帰ろうとする足とは反対に僕はその場に倒れ込んでしまった。少し頭がクラクラする…
「ユノ!大丈夫かい?少し熱があるね…」
するとノルは自分の手から水を出した。
「僕の血…いや、水を飲むと良いよ。あっという間に治る魔法の水だからね。」
意識が朦朧としていた僕は、ためらいも無く水を飲んだ。
「本当だ…少しずつ元気が回復してきたみたい。ありがとう、ノル。」
まだ心配しているノルを説得させ、僕は一人で帰った。
―そこに見知らぬ影がひらりと中を舞った。
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