カタスミ 8/11
何がなんだかさっぱり分からない。分かったことは少女が“天使”だということだ。
「君の言ってることは本当なのかい?」
「もし本当だとしたら貴方は逃げてしまう?」
「いいや、逃げたりしないよ。君の側にいる。」
「嬉しい。でもね…私もうすぐ人間の姿になれなくなるの。ずっと天使のまま。貴方には見えない…」
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