カルミアの樹(批評) [3/4] ![]() ≫読むだけで情景が目に浮かぶ文章力は素晴らしいです。 気になったのは、以下の点。 ・『ある朝、地面に座り込んで土を手のひらから零していたレンの頭上に、聞き慣れた声が降って来た。 「レンさんは、どうしてこの土地に住んでいるのですか?」 レンはその場に仰向けに転がる。』 ここで、レンが仰向けに転がる必然性が感じられずちょっと引っ掛かってしまいましたが、後はすんなり読めました。 楽しかったです。 これからも頑張って下さいませ。 ![]() 読み終えてすぐ、「なんて良い話なんだ」とほっこりさせて頂きました。私情ですが個人的な支えにもなりました。有難うございます。 ちょっと引っ掛かったのが、カルミアさんとレンさんが小さな花の話をしている辺りの、精霊に関するくだりです。 そういう特殊な存在が序盤で仄めかされていなかったからか、精霊という単語が出て来た時に少し違和感を覚えました。 あとは、終盤のレンさんが成長した時。もう少し彼の具体的な描写と、村がどのように豊かになったのか、大地の色や水等の描写が欲しいと個人的に感じました。 この度は批評会に参加頂き有難うございました。そして、素敵な作品を有難うございます! ![]() 短編として、最後までしっかりとまとまっていて完結したお話だなと。 特に描写が分かりやすく、読んでいて『良いお話だな』と素直に感じました。 序盤では感じられなかった、精霊だったりが絡んで来ていて『あ、違うのか』と頭を切り替えなければならなかったのですが、そこまでの違和感ではなかったかなと。 批評させていただきとても勉強になりました。これからも頑張ってください。 [*prev] | [next#] |