雪の女王(批評) [1/4] ![]() まず、妖怪や刀などの描写はありますが、人物描写が少なかったのが気になりました。 短編ですが、性別や、ぱっと見の姿など大まかな情報は欲しかったな、と思いました。(凛さんは台詞の中で「おにーさん」と言っていますが、その情報だけでも登場時に知りたかったです。名前が中性的なため) 次に戦闘描写に関して。 戦闘描写を前面にもってこられた、アクションストーリー……と、私は認識しました。 その上で少し思ったのが、描写が丁寧すぎるかな、と。丁寧なのが悪いのではなく、見せ場だけでもいいのでスピード感が欲しかったです。 例えば5ページの絶体絶命に陥っている場面。 「やられた〜吹き飛んで行く」とありますが、思い切って「その場に〜起こった」を『唐突に』等に取りかえてもいいんじゃないかな、と思いました。 (かなり主観的要素です、参考にならなくてすみません;) ですが、『何が起こっているのか』把握しやすかったですし、主人公寄りの三人称で感情移入もしやすい作品でした。 また、話自体のテンポが良く、少年漫画の第1話を読んでいるかのように感じました。 読後感が良かったです。 (作者さまへ。この度は批評させていただき、ありがとうございました。これからもがんばってください!) ![]() ≫とても面白かったです。 タイトルからして、少女漫画テイストの話かと思っていたんですけど(失礼)、一ページ目を半分も行かない内に妖怪退治の話だと分かりました。 あれだけの話をこの短い枚数に収める事が出来るのはとても凄いと思います。 繋ぎ繋ぎの合間にテンポが落ちて引っ掛かるのが気になりましたが、あっという間に読めてしまいました。 以下は他に気になった点です。 ・率直に言わせて頂くと、文章にすると、呪文が凄く間抜けて見えるというか……個人的な好みの問題かと思うのですが、呪文の終わりに『!!』を付けると多少締まって見えるのではないでしょうか。 ・『蓮城』という苗字が秋都と凛、どちらのものかちょっと混乱して、その前の文章を探してしまいました。見落としてたらすみません。多分、秋都のものかと思ったのですけど。 ・3ページ目ラストに『秋都は愁傷に頷いて…』とありますが、『愁傷』は『殊勝』の間違いでしょうか? 意味を調べた上で文脈からすると一概に間違いと言い切れない気もしますので、もし意識して『愁傷』とされたのでしたら、余計な事で申し訳ありません。 ・秋都の持つ刀が、某死神漫画に出て来るキャラの持つ刀に似てるなぁと思いました。 後、ユキの登場シーンで某結界バトル漫画をパッと連想してしまいました。 元ネタがすぐに割れない工夫が必要ではないかと思います。 少し厳しい事も申しましたが、アクションものを凝縮して纏められる筆力は本当に羨ましいです。 これからも頑張って下さい。応援してます。 ![]() 初見で、まず最初の方の場面の流れが分かりにくいと感じました。 最初の光景から戦闘に突入するまでの説明というか、読み手がすんなりと受け入れることが出来るようなワンクッションが欲しいと思いました。人物や風景の外見、外観に関する情報はもう少し序盤に欲しいなと P1の中段より少し上に誤字がありました。P6下段、肝が冷える(?) 全体的に見ればテンポも良く、物語も落ちるべきところに落ち着いている印象を受けました。欲を言えば、戦闘の際に攻撃の一発一発を丁寧に、省くべき箇所は省いてリズムの緩急をつけるとより良くなる気がしました。 この度は批評会に参加頂き有難うございました。最後に一言。凛さんかっこいい! ![]() あれもこれもと詰め込み過ぎなと。描写の仕方にムラがあり、必要でない所が細かかったりする悪い癖が出てしまいました。 戦闘シーンを一回にして、もう少しユキと秋都の関係を分かりやすく、深く掘り下げた方が物語りとしての纏まりがあった気がします。 あと、誤字。必ず一つ二つ見落としてしまっていて、もう少し気をつけないとと反省。 短編として書き下ろしたのは今回がはじめてだったのですが、勉強にもなるしこれからは少し短編も書いてみようかなと思いました。 今回は参加させていただきありがとうございました。 [*prev] | [next#] |