骸とスペードとジョット
※会話だけ
※+10で何故かジョットとスペードがいる。
「はあ…」
「んー?どうしたんです、十代目霧の守護者。アンニュイな溜息なんて吐いて」
「…その呼び方止めてくれませんか?不愉快だ」
「ふむ、これは失礼。では骸」
「…なんか、貴方にそう呼ばれると気持ち悪いですね」
「ごほん…で、どうしたんですか、先程の溜息は。人生の先輩として相談に乗りますよ」
「とか言って本当の目的は冷やかしでしょう?それに僕が貴方に言うとでも?」
「やれやれ…可愛げの無いひとだ」
「四捨五入して三十路の男に可愛げがある方が異様ですが」
「おい、何をしている。私も交ぜろ」
「んー、その質問丸ごとお返しします。執務はどうしたんですか、ジョット」
「うちの可愛い孫に任せてきた」
「正しくは曾曾曾孫ですがね」
「別にどちらでも良いだろう、十代目霧の守護者」
「…あのですね、先程もこの変態にも言いましたが、その呼び方は止めて下さい。僕は守護者など好きでやってる訳ではありませんので」
「ちょ、変態って、」
「ああ、そうか。済まなかったな、骸」
「いえ」
「え、私にファーストネームで呼ばれるのは嫌なのにジョットに呼ばれるのはいいんですか!」
「そりゃあ変態に気安く声を掛けられるのは嬉しくないさ」
「野郎覚えておきなさい」
「スペード、お前いつも喧嘩で私に勝てないことを忘れてるだろ」
「ハッ…一体ナンノコトダカ」
「ああ、そういえば骸、お前の恋人が探してたぞ」
「恋人?君にそんな存在がいたなんて初耳ですよ!年上美人系ですか、年下かわいい系ですか!?」
「全く…表現には気を付けて下さいね、プリーモ。要らぬ誤解を招くでしょう。僕にはいませんよ、恋人なんて」
「ほほう、成る程、そうかそうかそういうことか」
「え、ちょっと私にも分かるように詳しく」
「却下」
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110912
つまり恋人でなく妻だと。