右腕は炒めました。
左腕は炙(あぶ)りました。
右足はそのまま噛り付きました。
どれもクロームなので美味しかったです。
こうやって彼女が僕の一部になっていくことが堪らなく愛しくて全身の骨という骨が歓喜に震えます。
それと同時に僕の酷く醜い独占欲が少し満たされ、もっともっともっともっと、と彼女を求めるのです。
さて、今日で四肢は全て無くなるのですが、明日からはどこを切り落としましょうか。
とりあえず肩と股関節あたりを一ヶ所ずつ切り落としてローストして食べることにします。
クロームは執拗に反抗して暴れるので切るのがとても大変です。
しかし、それも今日でお終い。
四肢が無くなるので大した反抗も出来なくなるでしょう。
あと、切断時にあげる悲鳴が少し気になります(僕は好きなのですが人に聞かれたら些か厄介です)。
なので昨日は彼女の口に喉まで腕を突っ込んだのですが嘔吐してしまいました。
今日は別の方法を試すことにします。
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クロームが好き過ぎてクロームしか食べられなくなった骸。
きっと彼女が叫んでも泣いても喚いても罵っても骸を喜ばす原因にしかならないという酷い何か。
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