言葉は時に無力だから
万事屋はカレーの匂いで包まれる。
「わぁ!今日カレーアル!やったー!」
『ごめんね!簡単な晩御飯で…急に夜勤になっちゃったからさ』
「ううん!ナマエが作るカレー大好きアルよ!銀ちゃ〜ん。夜はカレーだって」
神楽は隣の部屋で漫画を読んでいる銀時に話しかける。
『あぁ。神楽ちゃん!いいの!いま、あの人は機嫌悪いから…』
「喧嘩したアルか?あの天パ野郎〜!一発殴ってッ!」
ナマエは本気で殴りに行きそうな神楽を止める。
『フフッ!ありがとう。仲良く2人で食べてね』
そう言うとナマエは銀時がいる部屋に入り支度を始めた。
「…………」
漫画を置くが何も話さない銀時
『ハァ……』
「ため息つきてぇのは俺の方だ!」
『ハッ?何でよ』
「別に…」
また漫画をペラペラめくり始める。
『いってきます…』
パタンッ
部屋から出てしばらくすると階段を降りる音がした。
「あぁー!!ちくしょう」
銀時は立ち上がり家を出る。
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