よくわかる近江弁


◎近江弁の基本形

基本はちょっとくずれた関西弁。
大阪弁より柔らかく、京都弁よりは柔らかくない。
検索すると京都弁をちょっと田舎くさくした感じ、と出てきます。

近江湖滋郎の場合では、関西弁を間延びさせれば大体OK。
よほどの事が無い限りそれで事足りる、それが近江弁。

追記

更に細かく。

1.標準語にして『だ』や『じゃん』を『や』にする。

2.適当に語尾を間延びさせる。

これで大体近江弁です。
後は時折『いい→ええ』とかにするとなおよしです。

例)
標準語「今日は良い天気だなあ」

近江弁「今日はええ天気やなぁ」

こんな感じです。



もう一つ書くならば、『そ』を『ほ』と発音する事がある。
例:そんで→ほんで
そういえば→ほういえば
そうやなぁ→ほうやなぁ

書いてて思い出したという。
いざ意識すると難しいもんだなぁ。



◎近江弁(中級)

自分がよく使うものをチョイス
何となくのニュアンスで使っていることが多いので、意味の解説に一部ウィキの力を借りてます。


・かなん

嫌だ、困った等に使う。
例:明日テストやーかなんなぁ…。

・憂い

憂鬱だ、(世話になって)申し訳ない
例:こんなに色々してもろて、ほんまに憂いこっちゃ

・ちょかちょか

落ち着きが無い様子。
バタバタしている様子。
例:こら!ちょかちょかしてんの!

ちなみに『ちょかすけ』で軽率な人という意味になる。


・よばれる

食べるの意。
余談ですが法事等で家に食事に招かれる事をおよばれ、と言う。
例:これ頂きもんやけど、よかったらよばれてー!


・なまづけない

怠けている、不精である。
例:ほらさっさとしい!ほんまなまづけないなあ!


・よぞい

嫌だ、不快、おぞましい、えげつない等
例:宿題まだこれだけ残っとる…よぞいわぁ…。


・〜くろしい

強調させる意味合い。
主に嫌な言葉の後ろにつける。
例:よぞくろしい


・参らせてもらう

神社や寺に参拝する。
または、死ぬ事を表したりとか。
例:私も年やしそろそろ参らせてもらう頃やなぁ…


・ような

感謝の意。
ありがとう、とか良くしてくれた、とか。


・よう〜して

よく〜してくれた、の意。
例:よう言うて
また『ようしたって』で有難うとかそういう意味合いに。


随時増えるよ!



◎近江弁(番外編)

近江湖滋郎が使っている方言は近江弁でも北の方のもの。
その地域限定でのちょっと変わった方言がある。
その中でも一番有名なのが、

きゃんす、やんす

です。

使い方は、敬語と普通の喋り方の中間くらいのときに使ったりする。
例えば年上の親戚であったりだとか、目上の人から同い年の人のことを聞かれたときだとか。


・きゃんす

来られるという意味
きゃんした、で来られた。
例:「今日○ちゃんもきゃんすん?」
「うん、きゃんすよ」


・やんす

おられるという意味
やんした、でおられた。
例:「○そこにやんす?」
「ここにやんすよー」




思いついたら増えたりするよ!





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