一人七年生祭り 1


私の私による私のための七年生祭です。
かっとなってやった。


GWずっと仕事どころか休みも消えるよ!

誰かに癒されたい…

七年生に癒されたい…

ちょっと近江よ、私のかわりに癒されといてよ。

よろしい、ならば小話だ!←今ここ



注意点とか色々

・七年生全員出せたら良いな!

・方言が似非です。

・目標はGW期間内完結

・あとから文章直す可能性大

・七年生が喋ってない?
私の構成ミスです申し訳ないorz

・手探り状態なので七年生の性格が違うかもしれません。
練習も兼ねております。

・扱いが完全なる願望です。

・方言が似非です。
大事な事なので二回言いました。



以上のことに注意してどうぞ。
方言の訂正等はいつでも受け付けますノシ
うちの子もっと出して!
というのは…手探り状態なので難しいです、言う人いないと思いますが一応書いておきますもそもそ…。

因みに1で喋ってる七年生とくに誰とか決まってなかったり…。
脳内でお好きに変換してやってください。





会計に不備が見つかり、徹夜が二日続いた。
その次の日には実習があり、一日中走り回った。
睡眠時間はあったものの、体力までは回復しない。
学園に帰ってみれば、待っていたのは実家から届いた手紙だった。
長兄の名前のものは読まずに捨てたが、わざわざ差出人不明でもう一通用意されていた。
相変わらずな自分本意な内容だったので、燃やして完全に消去した。
近江屋の三男坊のことを誰かが探っているとの情報が入り、元凶であった商売敵の探りを適当にかわして。


嫌なことというものは、得てして続くものである。
ここ最近きっと運の巡りが悪いのだろう、と近江は早々に考えることをやめた。

けれど、少々頭の回転が鈍くなっていたのは確かだった。


廊下でばったりとあった後輩たちが挨拶をしてきたので、笑みを浮かべてそれに応えた。
そのまま通りすぎようとした近江に、慌てた様子で続けざまに後輩から言葉が飛んでくる。


「あの!近江先輩は欲しいものとかってありませんか!?」

「ちょ、バカ!そのまま聞くやつがあるか!」


慌てたように、声をかけた後輩を小突いた友人らしき少年。
あまり見たことのない後輩だったけれど、七尾達の後輩にあたる二年生じゃなかっただろうか。
近江はとくに深く考えることもなく、欲しいもの…と頭のなかで反芻してから大きくため息をついた。


「…癒しが…ほしい…」


かなり切実な願いである。心からの本心であったその言葉に、ぽかんとした表情を浮かべた後輩たちに『何をいっているんだ私は』と一人ごちて誤魔化すように笑った。

ぽんぽん、と後輩たちの頭をそれぞれ撫でるように軽く叩いてその場を離れた。
どうも、疲れているようだ。

明日はゆっくりしよう、と自分に言い聞かせながら長屋の方へと向かった。







「あの…先輩方…」

「お、わかったか?
湖滋郎の欲しいもの」

「もうすぐ予算会議だしね、心証は良いに限るし」


おずおずと、六年生達のもとへと帰ってきた後輩たちに六年生たちは身を乗り出した。
輪になって相談をしていたようで自分の委員会とはあまり関わりのない六年生もちらほらいて、少し萎縮しながらも口を開いた。


「あの…それが」

「あ、やっぱり警戒して言わなかったか?」

「こういうのに関しては勘の良いやつだからなぁ」


言って肩を落とす六年生達に言って良いものやらと悩んだ。
でもあの表情はかなり本気だったということは確かだった。
言いづらそうにしている後輩を不思議そうに見つめる六年生達に意を決して口を開いた。


「………実は、」


そうして、聞かされた話によって翌日大変なことになるとは思わず口を滑らせた近江にはまだ知るよしもなかった。





小話 2011/05/02 00:32
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