2014/07/30 10:15
笠松幸男誕生日 笠月bot
プルルルル
「はい」
『笠松さん?』
「おう。どうしたんだ?こんな夜中に」
『えっとですね…笠松さん』
「おう」
『ゆ、幸男さん!』
「おう、めずらしいな、お前から名前で呼ぶなんて」
『あの、それはその……お誕生日、おめでとうございます!』
「おう。ありがとう」
『お、…驚かないんですか?』
「来るだろうって思ってたからな」
『…………』
「けどま、名前呼びは予想外だったけど」
『………』
「伊月?」
『………ずるいです』
「ん?」
『か、幸男さんばっかり余裕でずるい!』
「ぶ…っ、はは!まぁ、そう言うな。ちゃんと驚いたよ」
『嘘だー!』
「嘘じゃねぇって。……俊?」
『………はい』
「俊。祝ってくれてありがとう」
『………もう幸男さんのばか』
「ごめん」
『おめでとうございます』
「ん」
『えっと、それでですね、今日、学校終わったらそちらに行っても…いいですか…?』
「なに、遠慮してんだよ、今更」
『……それじゃあ、明日、会いにいきますね』
「おう。待ってる。因みに、プレゼントはおれ、でもいいぞ?」
『………っ!!馬鹿ですか!』
「はは、冗談だっつの。じゃあ、また明日な」
『……もう、おやすみなさい』
「おやすみ、俊」



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