2012/05/16 17:20 5月16日 「ひゅーがのばーか」 「あ?」 なんとなく照れ臭くて吐いた言葉には見事に呆けた顔で返事がきた。 「んだよ、急に」 「別にー?」 「…」 日向は訝しげな顔で俺の顔を見ると、広げていた雑誌に視線を戻した。 「ひゅーが」 「あ?」 「えーっと…今日何日だっけ?」 「んだよ、初老か?」 笑いながら言った日向は、 5月16日だよ、 と短く言って見ていた雑誌を置いて別の雑誌を手に取った。 「だよなー」 俺は日向のベッドを占領していた体を起こす。 床に直に座る日向に被さるように身を乗り出して日向の顔を上に向かせた。 なんだよ、って不服そうな声は少し苦しそう。 だけど、構わずにその乾いた唇に自分の唇を重ねた。 「誕生日おめでとう、ひゅーが」 *** 日向誕生日おめでとうっ 実は、いっちゃんが自分からキスするのは初めてっていう裏設定があったりします+(・ω・´) 日向のことだからきっといっちゃんはこのまま食べられちゃったんだろうなぁww いっちゃんに舌っ足らずに「ひゅーが」って呼ばせるの好きですwww この小説はこのままshortに入れときますw |