□01 
1/6



「んっ・・・」

衣擦れの音が部屋に響く


隣で寝てたはずの皆本がいなかった

「み、なもと・・・?」


シーツは既に冷たかった

急に寒くなって、布団をたぐり寄せる


すると、背後のドアが静かに開いた


「賢木、起きてるのか?」

「今起きた・・・」

自分の声はとても掠れていた


「軽食作ったけど、まだ食べない?」

「・・・食べる」

「リビングにもう用意してあるからな」

「・・・わかった」





   


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -