□04 4/6 堪忍袋の緒が切れたのか、紫穂が立ち上がった 「もう見てられないわ、そこのバカップルは置いといてゲームでもしましょ?」 「ウチもそうするわ・・・。流石にこれ以上は・・・」 「熱いな〜お二人さんっ!じゃっ、ゲームしてくるな〜」 二人の世界から現実に戻った賢木の頬は赤く染まった 子供達は自分達の部屋に戻ったようだ 「・・・・・・。」 (気まずい・・・。薫ちゃん達が居たときよりもなんか恥ずかしいぞ・・・) 「なぁ・・・皆本、黙るなよ。こっちが恥ずかしくなるだろ」 それでも無言の皆本に、賢木は涙目になってきた 「なんか喋れって・・・」 「賢木・・・」 「ん、何?」 「寝室にいこう」 「・・・え?今の聞き間違いかな・・・」 「昨日の今日で悪いけど、何か君を見てたら・・・」 「俺を見てたらなんなんだよ・・・!?」 「ほら、寝室にいこう」 「答えろよっ!子供達も起きてるんだぞ、冗談だよな?」 「透視んでくれたら分かるだろ?」 皆本の表情がとてつもなく怖い 「今のお前は透視んではいけない気がする・・・」 ← → |