□距離 
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処置室の中では緊迫しているようで、中から出てきた医師の表情も硬かった


「賢木は無事なんですか・・・!?」

「落ち着いてください。外傷はほとんど治ってきているので、今回は別の原因だと考えられます」

考え込んだ皆本を医師が宥めていると、紫穂が呟いた


「別の原因・・・っていうのは精神的な原因ってことかしら?」

紫穂の言葉に皆本たちの顔は険しくなった


「・・・処置室の中に入ってもいいですか?」

医師はしばらく考えてから、皆本のほうを見た

「・・・何かあったら出てもらいますからね」




  
   


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