□告白 
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翌日、管理官の呼びかけにより
局長や柏木一尉、皆本やチルドレンが集められた


「今日集まってもらったのはね、賢木クンのことなんだけど…」


賢木という言葉に皆本は反応した


「じゃあ、本人から話してもらおうかな」


賢木が扉を開けて入ってきた

少し緊張して表情が引き締まっている



「えっと…一昨日あたりからノーマルの男と接触すると、
拒否反応を起こすようになってしまって…」


皆本のほうを見たが少し俯いていて反応が窺えない



「いきなり?何か原因があるんじゃないの?」


紫穂の表情が険しくなり、賢木の表情も引きつり始めた


「ホントにいきなりなんだってっ!
俺は生体コントロールが原因だと思ってる・・・」


ふーん、という表情になったので賢木はとりあえずホっとした



男である賢木が男に襲われ、それでトラウマになったなんて
チルドレンの前では言えないし、男としてのプライドが許さなかった


管理官にも、そこは秘密にしてもらうことにしている



  
   


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