□堕 
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賢木が目を覚ましたのはあれから5時間後のことだった



(俺にしてはよく寝たなぁ・・・。今は夜明けの4時ぐらいか・・・?)


まず身体の状態をサイコメトリーした

眠る前よりはだいぶ良くなっている



その後賢木は乱れた服を整えながら、昨夜のことを思い出した

悪夢のような出来事に、身体は震えだした


(途中までは覚えてるけど・・・、途中からはモヤがかかったようでよく分からない。

じきに思い出すかもしれないな・・・。今はまだ思い出さなくていい・・・。

とにかく身体を治すことに集中しよう・・・)



とりあえず賢木は、薄暗い内に自宅に帰ることにした




違和感の残る下半身をおこし、

壁をつたいながら出口に向かって進み始めた



  
   


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