□願 1/3 「センセイ今日で3日目ちゃうん・・・」 「うん・・・」 「私たちまで暗くなっちゃダメよ!皆本さんが一番辛いはずなんだから・・・――」 賢木はあれから3日経つ今でも目を覚まさない 撃たれた場所が1ミリでも違っていたら、賢木は危なかっただろう ピリピリとした空気が漂う廊下で、皆本は独り沈んでいた ―――・・・ 「賢木っ・・・!!」 バンッ 「センセっ・・・!?」 「賢木、大丈夫か・・・!?しっかりしろ!!」 目の前で崩れ落ちる君を見て、僕は頭の中が真っ白になった 「君が取り乱してどうする!僕が何とかするから、さっさと犯人を捕まえてこい!」 「・・・あぁ、分かってるさ!!」 ―――・・・ それから賢木を撃った犯人は無事に取り押さえた 兵部に言われるまで、周りなんて全然見えてなかった → |