□畏怖 
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「ふん…。これ以上コイツと話していても何も出てこんだろう。殺れ」


「了解です」

3人のうちのリーダーと思われる奴が部屋から出て行った


(このままじゃ殺られる・・・!!)


「なぁ・・・このまま殺っちまうだけじゃおもしろくないよなぁ。こいつなんかムカつくし」


「じゃぁ精神的に痛めつけてから殺そうか」



「・・・何をするつもりだ」

とても嫌な予感がする 視線がねっとり絡みつく

気持ちが悪い・・・


2人が賢木にゆっくり近づいてくる


(嫌だっ・・・!こんな奴らになんか・・・!ESP錠さえなけりゃっ・・・皆本!!)


「お前は足を押さえとけ」

男の手が賢木の足を掴む


「・・・っやめろ!!触るなっ!!」

這うように手が賢木の上を動きまわる


「エスパーが居るって考えるだけで不快なんだよ!!このまま苦しみながら死にな!」


シャツのボタンが引き千切られた


吐き気がする 


意識が混乱と焦りで朦朧としてきた




「っいや・・・だ・・・、あぁぁ・・・」






賢木の悲痛な叫びは届かなかった



  
   


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