□畏怖 2/3 「ふん…。これ以上コイツと話していても何も出てこんだろう。殺れ」 「了解です」 3人のうちのリーダーと思われる奴が部屋から出て行った (このままじゃ殺られる・・・!!) 「なぁ・・・このまま殺っちまうだけじゃおもしろくないよなぁ。こいつなんかムカつくし」 「じゃぁ精神的に痛めつけてから殺そうか」 「・・・何をするつもりだ」 とても嫌な予感がする 視線がねっとり絡みつく 気持ちが悪い・・・ 2人が賢木にゆっくり近づいてくる (嫌だっ・・・!こんな奴らになんか・・・!ESP錠さえなけりゃっ・・・皆本!!) 「お前は足を押さえとけ」 男の手が賢木の足を掴む 「・・・っやめろ!!触るなっ!!」 這うように手が賢木の上を動きまわる 「エスパーが居るって考えるだけで不快なんだよ!!このまま苦しみながら死にな!」 シャツのボタンが引き千切られた 吐き気がする 意識が混乱と焦りで朦朧としてきた 「っいや・・・だ・・・、あぁぁ・・・」 賢木の悲痛な叫びは届かなかった ← → |