□迫 
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「その資料見たことがあるな・・・。
でも、無関係の人間が撃たれたなんて載ってなかったぞ?」


「バベルは事実をもみ消したんだよ」


「もみ消しについてはバベル側が悪い。
だからってこんな形でやるのは・・・。亡くなったお前の友人がどう思うか考えろ」


賢木の言葉に、部屋は静まり返った


「・・・結局俺達は、バベルへの復讐劇に巻き込まれたわけか」


「そうだな・・・。バベルと関係のある建物を狙い、爆破してチルドレンを誘き寄せる・・・。
最終的にはバベルを潰せたらいいと思っていた。もう引き返せないんだ」


男はそう言うと窓を眺めた



「さっきの爆発で君を殺す予定だったんだけど、失敗したな・・・」

「お前のとこの金で雇った部下が倒れてくれたお陰でな」

「だから、今度こそ死んでもらう。一発で死ねるようにしてやる」


男は銃を取り出した



「私の能力でもいいんだが、君は多分ECMを持っているだろう?」

「あぁ・・・、持ってる。お前の能力は・・・、サイコキノか」

「流石だな、当たりだ」

「お前の銃撃ぐらい避けれるぜ?」

「確かに君にはとても驚かされた・・・。でもこれまでだ」






そこで勢いよく扉が開いた


「賢木っ・・・大丈夫か!?」


「皆本!?・・・来るなっ!」










銃声が聞こえるとともに、賢木は床に崩れた





  
   


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テーマ「人外ファンタジー」
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