□迫 4/4 「その資料見たことがあるな・・・。 でも、無関係の人間が撃たれたなんて載ってなかったぞ?」 「バベルは事実をもみ消したんだよ」 「もみ消しについてはバベル側が悪い。 だからってこんな形でやるのは・・・。亡くなったお前の友人がどう思うか考えろ」 賢木の言葉に、部屋は静まり返った 「・・・結局俺達は、バベルへの復讐劇に巻き込まれたわけか」 「そうだな・・・。バベルと関係のある建物を狙い、爆破してチルドレンを誘き寄せる・・・。 最終的にはバベルを潰せたらいいと思っていた。もう引き返せないんだ」 男はそう言うと窓を眺めた 「さっきの爆発で君を殺す予定だったんだけど、失敗したな・・・」 「お前のとこの金で雇った部下が倒れてくれたお陰でな」 「だから、今度こそ死んでもらう。一発で死ねるようにしてやる」 男は銃を取り出した 「私の能力でもいいんだが、君は多分ECMを持っているだろう?」 「あぁ・・・、持ってる。お前の能力は・・・、サイコキノか」 「流石だな、当たりだ」 「お前の銃撃ぐらい避けれるぜ?」 「確かに君にはとても驚かされた・・・。でもこれまでだ」 そこで勢いよく扉が開いた 「賢木っ・・・大丈夫か!?」 「皆本!?・・・来るなっ!」 銃声が聞こえるとともに、賢木は床に崩れた ← |