□出現 
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「・・・・俺じゃ、ここまでが限界か」

いつ取り出したのか、男の手には拳銃が握られていた


「お前っ・・・!!」

「全員、死にな」


数発、銃声が鳴り響いた



そのすぐ後にヒュッという音が聞こえた

「あれ・・・?何ともない・・・?」

「やれやれ・・・、間一髪かな。何か僕に言うことは?」

見知った学生服の男が目の前に現れた


「ひょっ兵部・・・!?」

「京介!?」

「クイーン、久しぶりだね。会えて嬉しいよ」

「・・・兵部、何故ここにいる?」

「なんだ?皆本。僕がわざわざ助けてやったんだから感謝してほしいな。

・・・どうやら彼は、もうそろそろだな」

「・・・?」

「見てれば分かるよ」


目の前にいた賢木は、見知らぬ男へと姿を変えた



  
   


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