□出現 
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「何やってるんだ?誰かに掛けるのか?」

気が付くと目の前にいる賢木に、紫穂はどきりとした


「なによ。センセイには関係ないでしょ・・・」

賢木の冷ややかな視線が突き刺さった


「どうしたんだ?アイツら。険悪な空気じゃんか」

「さっきから賢木が変なんだよな・・・、纏ってる空気とか表情とか・・・」

「紫穂とセンセイってあんなに仲悪かったっけ?」



紫穂が空気を破るようにして言い放った

「本当にセンセイなのかしら?さっきから怪しいと思ってたのよ。
本当にセンセイなら透視せてよ」

「・・・・・・」

「・・・やっぱり違うのね」

「お前っ!賢木のニセモノなのか・・・。賢木をどこにやった!?」


薫と葵は愕然としていて、言葉が出てこなかった


「・・・何言ってんだよ、そんなわけないだろ。

こんな小娘の言葉を信じるのか?お前は俺の言葉を信じれないのか?」

「賢木は小娘なんて言わないよ。・・・さぁ手を上げろ!」


男の口元が微かに緩んだ



  
   


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テーマ「人外ファンタジー」
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