□畏怖 1/3 (んっ…頭が痛ぇなー…俺どうしたんだっけ…? ――あ、普通の人々とやりあって殴られたんだっけ) 賢木はその場でサイコメトリーを発動させたがESP錠がはめてあるので使えなかった (気配は1,2,3…3人ぐらいかー?能力が使えないとなると不利だな。これからどうすっかなー) 「なぁ、そろそろコイツ起きるころじゃないか?」 「じゃぁ今から始めるか」 (何を始めるんだー・・・!?ちょっ・・・) 「おい起きろ」 男が賢木を揺する 「・・・んぁ?・・・何だよ」 賢木は今起きたかのように返事をした 「お前、サイコメトラーだったな。BABELの情報だったら大体わかるだろう?それを俺達に流せ」 「誰が流すかよお前らなんかにっ!」 「お前の持ち物を見させてもらったが、バベルに関する重要な情報はなかったな。 我々が特に知りたいのはチルドレンについてだ。早く話せ」 「俺はバベルを裏切るつもりはない!何があってもな!」 賢木は不敵な笑みを見せた → |