□予感 
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賢木が着いた時には既に、ビルの1階はパニック状態だった


ビルの警備員が混乱している人々を誘導している


幸い、爆破による怪我人はあまりいないようだ


(まだ皆本たちは着いてないようだな。良かった・・・。早いうちに見つけねーと・・・)


ぐいぐい、と服の裾を引っ張られた

振り返ると、小学生ぐらいの男の子だった


「お兄さん、あっちで女の人が倒れてるから助けてあげて・・・」


「それは大変だな・・・。場所を教えてくれるか?」


男の子は頷くと、指を差して教えてくれた


「ありがとう、じゃあ君は外に出て安全な場所に避難しなさい」

男の子は軽く頷いた


男の子が避難したことを見届けると、急いで向かった





  
   


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