□爆発 
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「お前っ…!大丈夫か!?」


男は胸から血を流している

それを見た人々は悲鳴を上げた


「ゲホッ…、俺はもう用なしみたいだ…。直に組織に消される」

「そんなっ…。お前は何で俺を庇ったんだ!?」

「どうせ、そろそろ消される時期だったんだ。組織の情報が漏れようと、俺には関係ない。
お前、サイコメトラーだったな・・・。透視んでもいいぞ…」


賢木は男を透視た。組織に関係がありそうなものだけを選りすぐって


――俺は組織に金で雇われただけの人間だ。組織の目的や重要な情報は知らないが、
さっきのビルの爆破は今回の計画で一番重要らしい。俺みたいな位のヤツでもそれぐらいわかる。
お前は組織に、死んだと思われていた。だが、お前は生きていた。
お前は組織の人間の顔を見ている。だから、今回お前を抹殺する命令が下された。



一瞬にして、男の所属している組織のことや、今の状況が大体分かった



サイレンの音が近付いてきた

ようやく救急車が着いたようだ


「救急車が来たぞ…。あのビルにはチルドレンとやらが向かうんじゃないのか?」

「…そうか!組織は爆破テロを起こしてチルドレンを…」

「さっさといけ。俺の仲間がお前達を狙っている…、気を付けるんだな」

「あぁ…。お前のことはまだ、許すことは出来ない。でも、教えてくれたことには礼をする。」




賢木は男のもとを離れ、救急隊員に説明をしてから爆破したビルへと向かった





  
   


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