□爆発 
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「お前…、見張られているのは、気付いているよな…?」

「なにっ…!?」


辺りにサイコメトリーを発動させると、確かに数人怪しげな男がいた


「気付いていなかったのか…。お前の行動はこちらにバレているんだ…」


(俺は見張られていることも気付かなかったのか…。コイツらの目的はなんだ・・・?そもそも、どういう組織なんだ)


「ちょっと待て、気になってることがある。お前達は普通の人々の人間なのか?」

「少し違うな、上層部の奴は何か目的があるらしいが・・・。俺みたいな下っ端は金で雇われている」


賢木の言葉を待たずに、男は言葉を続けた


「話を戻すが、もうすぐあのビルで…」

男が何か言いかけた時、近くでものすごい爆音がした


「なんだ…?」

近くのビルで爆発があったようだ


(あれは俺が向かっていたビルじゃねえか…)


「もうそんな時間か…、俺の仲間が動き始めるぞ・・・」


「あのビルの爆破もお前らの組織か?」


「あぁ。あと、お前は狙われている…」


すると、近くで小さく何かが光った。それが何なのか理解した時には遅かった


(狙撃か…!!避けれねぇ…)

賢木は思わず目を瞑った



空気を切り裂くような音がした


目を開くと、さっき助けた男が賢木を庇っていた



  
   


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