□爆発 4/5 「お前…、見張られているのは、気付いているよな…?」 「なにっ…!?」 辺りにサイコメトリーを発動させると、確かに数人怪しげな男がいた 「気付いていなかったのか…。お前の行動はこちらにバレているんだ…」 (俺は見張られていることも気付かなかったのか…。コイツらの目的はなんだ・・・?そもそも、どういう組織なんだ) 「ちょっと待て、気になってることがある。お前達は普通の人々の人間なのか?」 「少し違うな、上層部の奴は何か目的があるらしいが・・・。俺みたいな下っ端は金で雇われている」 賢木の言葉を待たずに、男は言葉を続けた 「話を戻すが、もうすぐあのビルで…」 男が何か言いかけた時、近くでものすごい爆音がした 「なんだ…?」 近くのビルで爆発があったようだ (あれは俺が向かっていたビルじゃねえか…) 「もうそんな時間か…、俺の仲間が動き始めるぞ・・・」 「あのビルの爆破もお前らの組織か?」 「あぁ。あと、お前は狙われている…」 すると、近くで小さく何かが光った。それが何なのか理解した時には遅かった (狙撃か…!!避けれねぇ…) 賢木は思わず目を瞑った 空気を切り裂くような音がした 目を開くと、さっき助けた男が賢木を庇っていた ← → |