□序章 
3/3


皆本はその頃食器の片付けをしていた


「皆本ぉ〜携帯鳴ってるぞ〜」

「あ、センセイからだわ。出なくてもいいんじゃない?」

「紫穂…センセイでもそれはヒドない?」


(賢木かぁ・・・最近合コンの誘いの電話が多いしな・・・)


「賢木の電話には出なくていいぞー」


チルドレンがその言葉に驚いた


「皆本っ!?センセイと喧嘩したのか!?」

「センセイにもう愛想が尽いたのよね、皆本さん?」

「うそやんっ!そうやったんか皆本はん!」


皆本は笑いながら作業を続ける


「別に喧嘩なんかしてな…」

バリーンッ

大きな音をたてて皿を割ってしまった


「皆本が皿を割るなんて・・・センセイの呪いか・・・!?」


(あーぁ・・・、この皿お気に入りだったのにな・・・。賢木に後で電話でもしてやるか)





皆本はこの時の判断を後で後悔することとなる





  
   


「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -