□団欒 
3/4



(まぁ、電話は家に帰ってからでも…。というか、いちいち報告しなくてもいいか)

「…やっぱいいや。後にするわ」


「あら。彼女に電話しなくていいの?」


「なんだ、その先入観は…。相手は彼女じゃねーよ」


「ふーん。じゃぁ誰なのよ」


「管理k…」

管理官と言いかけた途端、視線が集まった


(ああぁ…口をすべらしちまった!!管理官に電話するとか絶対怪しいよな…。
紫穂ちゃんには元々怪しまれてるし)


「一体管理官に何を報告するつもりだったの?」

フフフ…と、どす黒い笑みを浮かべて右手を近づけてきた


(ヤバイ、透視まれるっ!!!)


今から起こり得ることを予想し、目を強く瞑った



  
   


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -