□緊張 2/4 「なに休んでるんだよー。一緒にゲームしてスカッとしようぜ!」 (薫なりの賢木への気遣いなのかもしれないが、正直なところ早く家に帰らしてやりたい…。 顔色も悪いし、口数も少ないし…) どのように返答しようか考えていると、 皆本の表情から読みとったのか、紫穂が口を挟んだ 「私もう疲れたなー。今日はもう帰らない?」 えー、と反論した薫はまだ遊び足りないようだ 葵はどちらでもいいようで、中立の立場として二人の仲裁に入っている 賢木はチルドレンの様子に苦笑している 結局薫は渋々諦め、紫穂の意見が通り、帰ることにした 「あ〜〜…ちょっと待って!買い忘れがあるんだった…。行ってもいい?」 葵と紫穂も買い忘れていたものがあったらしく、 皆本の了解を得ると皆本と賢木に荷物を預け、その店へと向かったようだ 「ったく…忙しいなぁ、全く。 あ、僕はトイレに行ってくるけど賢木は?」 「俺はいいや。荷物持っとくぜ?」 皆本は賢木の言葉に甘え、荷物を預けることにした すまないな、と声を掛けてトイレへと向かった ← → |