□告白 1/4 翌日、管理官の呼びかけにより 局長や柏木一尉、皆本やチルドレンが集められた 「今日集まってもらったのはね、賢木クンのことなんだけど…」 賢木という言葉に皆本は反応した 「じゃあ、本人から話してもらおうかな」 賢木が扉を開けて入ってきた 少し緊張して表情が引き締まっている 「えっと…一昨日あたりからノーマルの男と接触すると、 拒否反応を起こすようになってしまって…」 皆本のほうを見たが少し俯いていて反応が窺えない 「いきなり?何か原因があるんじゃないの?」 紫穂の表情が険しくなり、賢木の表情も引きつり始めた 「ホントにいきなりなんだってっ! 俺は生体コントロールが原因だと思ってる・・・」 ふーん、という表情になったので賢木はとりあえずホっとした 男である賢木が男に襲われ、それでトラウマになったなんて チルドレンの前では言えないし、男としてのプライドが許さなかった 管理官にも、そこは秘密にしてもらうことにしている → |