□焦燥 2/4 トイレに行っていた葵はというと、 「ふぅー。スッキリしたわぁ。はよ手ぇ洗って皆のとこ行こっと…ってセンセ…?」 なぜか焦っていて足早に廊下を進む賢木を見つけた葵は、 テレポートして賢木の目の前に立ちはだかった 「……っ!?」 (葵ちゃん…!?なんでここに…!?俺運悪くない?任務は!?学校は!?) 賢木はパニックに陥っていた 「センセ、そんな慌ててドコ行くん?」 「きっ今日非番になったから今帰るとこだよ・・・?」 腫れた瞼を見せないように目を隠し、視線を逸らしながら話した 「ふーん、そうなん・・・。そういえば皆本はんが何か言うてたで?」 「げっ…皆本が…?あ…デートの時間に遅れるなぁー。葵ちゃんごめんな?じゃっ」 勿論賢木にはデートの予定なんてないが 「あっ…センセ…」 葵には賢木の赤く腫れた瞼がチラっと見えた (やっぱ皆本はんとセンセイ喧嘩してたんや…!!センセイめっちゃ悩んでるんとちゃうか…?) ← → |