□涙 3/7 メールの内容は電話についてだった (やべー、そういや俺皆本に電話掛けてたんだ…!! 皆本に会ったら聞かれるだろうなー。なんて言おうか…) 皆本のことを気にしながら、タクシー会社に電話を掛けた ―――20分後、家の下にタクシーが到着し、賢木はタクシーに乗り込んだ 運転手の人は良い人そうだが、 賢木は閉鎖された空間に2人きりで居ることに落ち着かなかった 運転手からの質問にも上手く答えられず、会話はあまり長く続かなかった 数分でバベルに着き、賢木はタクシーを降りたことで気が楽になった 中に入ると受付嬢のダブルフェイスに声を掛けられた 「おはようございます、賢木センセイ。あれ…少し顔色が良くないようですが…?」 「ホントだ。大丈夫ですか…?」 俺そんなに顔色悪いの?、と焦りながら 「昨日飲み過ぎちゃってさー。二日酔いだからかな?」 と 適当に誤魔化しながら2人と別れた ← → |