□堕 3/4
「俺に何のようだ?」
声を低くして訊ねる
「いや、たまたま通りかかっただけだよ。そんなに警戒しなくてもいいじゃないか」
賢木は無言のまま兵部を睨んだ
兵部は少し苦笑しながら続けた
「それより君、傷を負っているようだね。家まで送ってあげよう」
「オイ・・・、敵だぞ・・・?別に送らなくて結構だ。俺に親切にしても何も出てこねぇからな。それに俺、アンタみたいな変態ジジィに借りつくりたくねぇし」
「借りだと思わなくていいよ。君はヤブ医者だけど女王達の担当医だし、 いざっていう時に使えないんじゃ困るからね。」
そう言って兵部は賢木と共にテレポートした
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