□堕 
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「俺に何のようだ?」

声を低くして訊ねる


「いや、たまたま通りかかっただけだよ。そんなに警戒しなくてもいいじゃないか」


賢木は無言のまま兵部を睨んだ


兵部は少し苦笑しながら続けた


「それより君、傷を負っているようだね。家まで送ってあげよう」


「オイ・・・、敵だぞ・・・?別に送らなくて結構だ。俺に親切にしても何も出てこねぇからな。それに俺、アンタみたいな変態ジジィに借りつくりたくねぇし」


「借りだと思わなくていいよ。君はヤブ医者だけど女王達の担当医だし、
いざっていう時に使えないんじゃ困るからね。」


そう言って兵部は賢木と共にテレポートした



  
   


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