□堕
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ようやく路地裏に着いた
額にはうっすらと汗が浮かんでいる
下半身を庇いながら歩くのは少々疲れる
背後から近付く影に、
生体コントロールを発動し続けている賢木は気付かなかった
「やぁ、こんな朝早くに何してるんだい?」
賢木のよく知っている人物が背後に立っていた
「・・・っ兵部・・・!!」
(全然気付かなかった・・・)
賢木はすぐに上着に手を突っ込み銃を取り出そうとしたが、既に兵部の手の中だった
「こんなもの僕には効かないよ?」
銃は兵部の能力によって粉々に破壊された
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テーマ「人外ファンタジー」
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