□終焉 4/7
「さっ賢木…!?」
皆本が賢木に触れようと手を伸ばす
「…触るな!」
パシッ
乾いた音がした
皆本は振り払われた手と賢木を交互に見る
「配慮が足らなかったな、ごめん賢木…」
「何でお前が謝るんだよ…」
「ノーマルな僕が触ると拒否反応が出てしまうだろ?」
「いや…、もうそれは治ってると思う」
「じゃあ何で…」
「……俺が汚いから」
そう小さく呟いた賢木は自虐めいた笑みを浮かべる
汚い……?
賢木が……?
「賢木が汚いってどういうことなんだ…?」
「純粋なお前には分かんねーだろうよ」
「賢木…」
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