□終焉 3/7
「いや・・・なんでもない」
「やっぱり何か悩んでるんだろう?僕に話してみてくれないか」
「・・・皆本には言えない」
皆本の表情が歪む そんな表情をさせたいわけじゃない……
俺が怖いだけ 傷付きたくないだけなんだ…
「賢木……僕には言えないようなことなのか?」
「……………」
悩みの原因であるお前に言えるわけないじゃないか
「僕らの仲だろ?どんなことであろうと受け入れられるから……な?賢木」
そんなに優しくしないでくれ 俺はお前の好意を歪んで受け取ってしまう
賢木…
賢木?
賢木!
さーかーきー
色んな表情の皆本が溢れ出してきて
賢木の頬に滴が一筋流れた
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