□終焉 
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「あ・・・皆本、心配か・・・・っっ!?」

言い終わる前に皆本が抱き締めた


「みっ皆本・・・!?」

「・・・・・おかえり」

「た、ただいま・・・」

「君が目を覚まさないから・・・気が気じゃなかった」

「ごめん」

皆本の心痛な表情に鼻の奥がツンとくる

「賢木、もっと自分を大切にしてくれ。傷ついてばっかりじゃないか・・・!」

「・・・・分かってる」

ドンッ

「・・・・・・!!」

皆本がベッドの脇の壁を殴った

「っ・・・分かってない!」

「お前のことを大事に想ってる人がどれだけいると思ってるんだ?僕だってこんなにも君のことをっ・・・」

「皆本、それって・・・」

口から零れそうになった言葉を呑み込む


――親友として?それとも・・・



  
   


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