□終焉 1/7
目を開けると、照明の光に目が眩んだ
「賢木・・・!!」
「み・・・な、もと?」
逆光のせいで顔は分からなかったが、声で皆本だとすぐに分かった
「良かった……」
「皆本…」
潤んでる皆本の顔に若干戸惑いながら、少し周りを見渡す賢木
(えーっと・・・何て声かけたらいいんだ?ていうか、周りの医者や看護士の視線が痛いんだけど・・・)
黙ったままの二人を見兼ねた管理官が、室内に居た医者や看護士を追い出した
「さ、お二人さんでごゆっくりどうぞ〜。不二子も出て行くから安心して」
「ちょっ・・・管理官!?」
バタン
「・・・・・・・・・。」
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