□距離 3/7
「さ、皆本クン。まず不二子が賢木クンに能力で接触してみるから、ちょっと待っててくれる?」
皆本は、少し痩せた賢木を無意識に眺めている
「・・・・・・皆本クン。不二子の話聞いてた〜?」
「・・・っはい、聞いてました」
「まぁ、しょうがないか。・・・始めるわよ」
管理官は賢木の傍に行くと目を閉じた
―――・・・
「賢木クーン!聞こえてるー?」
聞こえているのか聞こえていないのか、賢木からの返事はない
辺りが闇に包まれていて一体どんな状態なのかも分からなかった
「事態は深刻ね・・・。やっぱり皆本クンの力が必要だわ」
―――・・・
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