□距離 
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医師が処置室の中へ皆本たちを誘導していると、遮るように管理官が現れた

「中に入るのは私と皆本クンだけでいいわ」

「管理官・・・!?」

「ホラ、皆本クン!行くわよ」

管理官は皆本の腕を掴んで処置室へと入ろうとする


「ちょっと・・・、薫ちゃんや葵ちゃんが駄目なのは分かるけど、何で私も中に入ったら駄
目なの!?サイコメトラーよ?」

その言葉に皆本も同感した


紫穂の瞳は心配や不安で揺れていた

(心配なのは分かるけど・・・、ごめんね紫穂ちゃん)
「・・・・・・賢木クンのためなのよ」


管理官がそう言うと、扉が閉まった


紫穂たちに残されたのは、静寂と言い知れぬ感情だった



  
   


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テーマ「人外ファンタジー」
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