I dream on a kitchenfloor.
2012/02/23 22:10 (0)

ずっと書きたいと思ってる話がある。
恋人派遣業社勤務のキッドと、お客のトラファルガーのお話。
恋人派遣業とは、家族・兄弟・親戚・恋人など、客の要望に応え、‘役者’を派遣するお仕事。いかがわしいことはなく、「親戚に紹介する彼女の役をしてほしい」「独りの家に帰るのは寂しい」「弟をもたせ、甘えん坊の息子をしっかりさせたい」といった要望に応えるのだ。

キッドが勤める会社の名前は、「レンタルハニー」か「タイムリミットダーリン」にしたい。語呂がお気に入り。
ローは好きになった男が、恋人派遣業だとしり、会いたい一心でキッドを‘レンタルハニー’として呼ぶ。
ただ普通の恋人みたいにくだらない1日を過ごす。
だけどキッドはレンタルなので返却時間がやってくる。時間を知らせるタイマーが鳴ると、さっきまでどこにでもいる普通の恋人同士だったのに、「本日も‘レンタルハニー’ご利用いただきありがとうございます。またのご利用お待ちしております」って営業スマイルで言うんだ。死にたいくらい切ない瞬間だね。

ここまでは妄想働くんだけど、お話にしようと思うとこの続きが浮かばないの。
やっぱりキッドがローにほだされる感じかな?
演技の勉強しにアメリカに行くキッド(恋人派遣業社には主に舞台だけじゃ食べていけない小さな劇団の役者がバイト)は突然仕事やめちゃう。でもほだされちゃったキッドはローにだけちょこっとそのことを仄めかす。ローはありとあらゆる手を使い、嫌いな父親の権力だって借りて、キッドの行き先とフライトの便を調べ、キッドが旅立つ日、空港に急ぐ。
見送りきてくれたのか、お前のこと嫌いじゃない、絶対帰るから待ってて、とかそんなことを言うキッド。
もう荷物送っちゃった、ってズビズビ情けなく泣きながら言うロー。
は?え?どういうこと?住むとこあんの? と呆れ怒るキッドだけど、最後には「家賃は割勘だからな!」って喚きながら乗り込み口に向かう。ローもまだぼろぼろ泣きながらキッドの後に続いて乗り込み口に向かうのであった。





ネオメロドラマティックっっっ!
ってシャウトしたくなるね。
うわ、なんだこれ。
くさい、くさいぞ。
甘くさいね!
くそー なんかいい終わり方思いつかないかな。

ところで、この日記のタイトルはデリコの曲の一節なんだけど(綴りとか間違ってるかも)、すごい好きなんだ。
これだけでなんか文章考えたいくらい好き。

キッチンの床で夢をみる。






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