箱入り息子
2013/11/26 01:49 (0)

毒の庭の続きを書こうと思ってて、ツイッタの方でザカザカの流れまとめたのだけど、ツイッタ流れてっちゃうのでここでもまとめとこうと思います。

場所:キッドのバイト先(古びたラブホ)
出てくる人:ロー、キッド、モブの女性
日時:水曜、夜

会社を出たとき、ふいにやりたくなるローさん。でも今日はキッドはバイト。仕方なく、バーで女を口説き、ホテルに。
部屋に入ると、手違いでその部屋はまだ清掃中。困った困った。気まずいね。
「あ、すみません、まだここ掃除中で……ってローじゃん」
「キッド…!」
キッド……黒い長袖Tシャツを腕捲り、肘まである黒のピタリとしたゴム手袋、ジーンズ、バンダナ、薄ピンクのエプロン。というお掃除スタイル。
つなぎも捨てがたい。どうしよう。
「キッド、ここでなにして…」
「何って……バイト。死体洗いの」
↑って言わせたいからエプロンつけさせたいの。死体洗いするならエプロンいるから。
「ローこそなに?女連れ?……ふーん……………おれ、いまこの部屋の掃除入ったばっかだから、三十分はここからいるぜ。……どうする?」
挑発的に誘うキッド。ロー、女を廊下につき出して、部屋に鍵をかける。
キッド、余裕そうにベッドに腰かける。
「今日は、余裕ないから」
「ひどくしていいぜ。痛いのはなれてる」
服脱がす。手袋だけ外さないので、キッド笑って尋ねる。
「手袋外さねぇの」
「そのままでいい」
「いい趣味」
バックでガツガツ。シーツに顔を擦り付ける。キッドがふいにローを振り返る。
「あ、見てみろロー。前の奴の精液顔についちまった。最悪。くせぇ」
顔についた白い何か。キッドが頬をこすると、黒いゴム手袋のはまった指先で糸を引く。他人の精液くさいベッド。
ロー、興奮して思わず背後からキッドの首を締める。キッド気絶。顔をあげると、目の前に鏡。自分の興奮しきって、愉悦に歪んだ顔が映る。ロー、戻れない。日常から逸脱したあの毒の庭でのできごとは、庭の毒草にやられたから起こっているんじゃない。庭の外でも、自分は歪んだまま。
どうしようもなく本性なのだと悟る。(本性=男とのセックス。を締め、苦しむ姿に興奮する。してしまいたいという人として最悪の感情を抱く。そういった目を背けたいような自分の感情が他から与えられた一時的なものではなく、自分の生まれ持った感情なのだと気づく)
ベッドの回りに赤い花が咲き乱れる幻を見る。

(ああ、もう、逃げれない)



もちろんR18だよ\(^o^)/



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