花と虎
2013/05/11 15:51 (0)
幸せにならないローさん。
幸せになれない キッドくん。
どんなに幸せと思われる状況でも幸せと感じられない。むしろ幸せになればなるほど不安になり、幸せを拒否するローさん。「幸せすぎてこわい」って状態。
とても懐疑的なローさん。この幸福はいつまで続くのか。いつ終わってしまうのか。おれはほんとうにいま幸せなのか。本物の幸福なのか。紛い物ではないのか。偽られているのではないか。
幸せであることに不慣れな彼は、自らを包み込む幸福を猜疑的に見ることしかできない。
そんなローさんに好かれ、また好きになったせいで幸せにはなれないキッドくん。
好きなのに拒否し、好きなのに拒否されるロキド。自分の気持ち一つままならない二人。
幸せにならないローさんから少し離れたところで、幸せになれないまま側に居続けるキッドくん。
二人は互いにそれでいいと思ってるし、そういう風にしかなれないと分かってる。
でも第三者から見ると切ない。そんな話。
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