パンケーキバンケット!
2012/04/23 21:57 (0)

ちょっと前につらつらツイッタで呟いてたんですが、自分がどんなカニバル(食人)が好みなのかちゃんとまとめようと思いました まる

というわけで、そう言った話に耐性がない方はお逃げください。









人が人を食べないのは、単に機会がないからにすぎない。

なぜ人が人を食ってはいけないと言われるかというと、「人殺しはいけない」「傷つけてはいけない」の延長なだけかと。
では、人を殺さず、人を傷つけず、法に触れなければ、カニバルは許されるのではないかと思うわけです。
例えば、自分の肉を食うとか、他人との取り引きで肉を食うとか、ね。

それは、狂った人間が人間を食う行為より、よっぽど恐ろしいと思うんです。

狂った人間が人の肉を食い千切る。
サイコパスが人をばらして腸詰めを食う。
平穏に生きる普通の人間が、他人の肉を買い取って食べる。

同じカニバルなのに、三つ目のカニバルが一番恐ろしい。と言うのも、三つ目のカニバルは、私にも、貴方にも、誰にでもできることだから。
狂人もサイコパスも、我々とは違うのだと、切り捨てることが可能です。そいつらは狂ってる。おかしい。まともではない。おぞましい奴らめ。と、私たちはそこに線を引けます。
でも、法に触れないカニバルを行う一般人へは、我々の理解が及ぶのです。
誰も殺さない。誰も傷つけない(肉の提供者は自らそれを望んだのだから)。法に触れない。―――‘ならばいいではないか’の理論に対し、我々は対面を気にしつつも心中それに頷くことが可能です。
故に恐ろしい。
その理論に理解はできても、実行はできない。そこへは踏み込めない。
それを、狂人のように我々の線引きの向こう側にいる者ではなく、我々の側にいる者がしているのだから。



さて、とりとめがなくなってきたので一旦止めましょう。カニバルの分析が目的ではないので。
つまり、どこまでも人間的な人間が、理性的に冷静に、日常生活の片隅で行うカニバルがひどく恐ろしいと感じ、同時に鼻血出るほど興奮するよ、って話なだけなんです。
夕食に人肉が出ること以外、まったくの一般人なカニバリストが私の好みなんです。
そういうカニバリストはもちろん、そのカニバリストの回りの人間の心情を考えるのも好き。
彼の(彼女の)行動原理は理解できるが、納得できない理解したくない、恐ろしい。でも同時に、禁忌を越えた彼の(彼女の)ことを嫉妬の目で見ている回りの人間のことを考えるとドキドキします。人間の本性が透けて見える瞬間に笑いがとまらない。(←ただのイヤなヤツですね)






prev | next


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -